水道管、給湯器等の凍結、破損について

お知らせ

2023.01.30

水道管、給湯器等の凍結、破損について

■ご注意
気温低下により給水管、給湯管、給湯器などの凍結で水やお湯が出なくなることがあります。
凍結してしまうと私たち業者でも速やかに解凍させるのは難しく、基本的に自然解凍を待つ
ことになります。
凍結は不便ですがもっと心配なのは解凍後の漏水です。配管内部の液体が凍結して膨張する
ことで配管や器具が破損してしまうのです。漏水の場合はお水がたくさん漏れてしまいます
ので止水栓バルブを閉めて当社などの水道業者に修理をご依頼ください。
水道業者は寒波の際は修理が殺到してすぐに来てくれないことがありますので、お宅の
止水栓バルブ類がどこに付いているかなどは漏水に備えて、普段からご確認されておくと
良いと思います。
よくわからないという方もせめて給水メーターや給湯器の止水栓バルブがどこに付いて
いるのかは事前にご確認されておいた方が良いと思います。
※やり方がわからなくてお困りの方は(株)日伸設備までお電話ください。電話025-280-7711

 

 

 

 

 

 

 

■凍結予防策【重要】
寒波等の影響で気温が0度以下となると給水管や給湯器等が凍結して水や湯が出なくなることがあります。
比較的手軽にできる事前準備をいくつかご紹介します。
①凍結しやすい箇所に保温材やタオル等を巻き、その上からテープやビニール等を巻く。
(雨や雪で濡れてしまうと効果激減ですので、隙間が無いようにするのがコツです。)
 凍結しやすいのは以下のような場所です。
 ・風が当たる場所(配管に保温材が付いていても凍結することがあります。)
→心配な場所はその上からさらに保温材を取付します。
 ・給水メーターボックス内(土がかぶっていない部分)
  →タオル等を敷き詰めビニールをかけます。
 ・露出配管(地中や壁内ではなく配管が見える場所)
  →タオル、保温材等を巻きビニールを巻きます。
 ・古いお家の建物内の配管(断熱、気密性能が高くないため凍結のおそれがありますが
  手軽な対処は難しく、リフォームの際などに断熱性能を向上させると良いと思います。)
②凍結しそうな日は少しだけ蛇口等から水を出しておく。
 ・出したお水は溜めておき、洗濯等に有効活用されると良いと思います。
 (洗面台など暖房しない部屋は特に凍結しやすい傾向があります。)
③凍結しそうな日は浴槽に水をためておく(循環金具の上まで)
 浴槽に水があると給湯器の凍結防止運転が作動することがあります。
④給湯器は電源を入れておく
 凍結防止機能を有効にするために電源を入れておきます。(本機能がない機種もあります)
 ※ブレーカーを落としたりコンセントを抜いたりすると本機能が作動しません。
⑤凍結防止ヒーターは給湯器施工時がお勧め
 給湯器周りなどは露出配管となることが多く、凍結リスクが比較的高い箇所となります。通常、保温材は
 取付しますが、更に「凍結防止ヒーター」を配管露出部に取付したいお客様は、お見積に加えますので
 弊社営業担当までお伝えください。給湯器取替工事の際に取付すると工賃が割安となります。
⑥空家、別荘など冬期不在で、建物全体のブレーカーを落としておく場合
→給水止水栓を閉める。
 (バルブは閉めても管内の溜水は凍結しますので、やり方がわかる方は水抜きも行う。)

■凍結したら
①凍結箇所がわかる場合
 凍結箇所にタオル等を巻いてぬるま湯を少しづつかけて気長に解かします。
 (熱湯は器具や配管が破損するので厳禁です。)
 ※本作業は費用負担の問題がありますので、ダメ元くらいの気持ちでお客様で行って
  いただくのが良いと思います。業者にさせるのはお金がもったいないです。
②凍結箇所が不明の場合
 自然解凍を待ちます。この状況だと業者でも、できることはあまりありません。
 ※解凍後の漏水対応となりますと業者の出番となります。

■解凍後に水漏れしたら
 まずは止水栓を閉めて、当社のような水道業者に依頼します。
 (水道局登録の公認業者がお勧めです。)
 修理完了までは、使用するときのみ止水栓を開けます。漏水量を最小限に抑えましょう。
 給湯系統の漏水の場合は給湯器のバルブだけ閉めて漏水が止まることがあります。
 この場合は給水のみは使えますので修理完了までの間はそのようにお使いください。

■水漏れの有無を確認する方法
 家中全ての蛇口を閉めて、メーターボックスのコマが止まっていることを確認します。
 水、湯を使っていないのにコマがまわる場合は漏水のおそれがあります。
 (タンク付きトイレ、食洗器、洗濯機などでコマがまわることがあります。)

■最後に
 凍結は事前の対策がとても重要です。寒波到来の際は特にご注意ください。
 寒波等による設備の凍結破損は付近で同時多発するため、修理完了までお待たせする
 ことがございます。どうかご理解いただけますようお願い申し上げます。
 ご不明な点などは当社までお気軽にお問い合わせください。

                           (株)日伸設備
                           電話025-280-7711